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商標登録を自分でやる手順 — 特許庁への出願フローと印紙代の実額

公開: 2026年6月11日 / 商標まる編集部(株式会社イネブラ)

自分のブランドの商標は、弁理士に依頼せず自分で特許庁に出願(本人出願)することができます。資格は不要です。本記事では、出願前の準備から登録料の納付まで、特許庁への手続きの流れと、国に支払う費用(印紙代)の実額を、特許庁が公表する料金一覧に基づいて順番に解説します。

目次
  1. かかる費用の全体像(印紙代の実額)
  2. STEP 1: 商標と「商品・役務」を決める
  3. STEP 2: 区分・指定商品を決める
  4. STEP 3: J-PlatPatで先行商標を調べる
  5. STEP 4: 願書(商標登録願)を作る
  6. STEP 5: 特許庁に提出する(書面 or 電子)
  7. STEP 6: 出願後の流れと登録料の納付
  8. 自分でやる場合の注意点

1. かかる費用の全体像(印紙代の実額)

本人出願なら、代理人の報酬はかからず、国(特許庁)に支払う印紙代だけで出願できます。金額は特許庁の「産業財産権関係料金一覧」で定められています。

タイミング費用(印紙代)例: 1区分の場合
出願時(出願料)3,400円+(区分数×8,600円)12,000円
登録査定後(設定登録料・10年分一括)区分数×32,900円32,900円
 〃(分割納付を選ぶ場合・前期5年分)区分数×17,200円17,200円(後期5年分も同額)
10年後の更新(更新登録申請)区分数×43,600円(分納は区分数×22,800円)43,600円

つまり1区分なら、出願から登録まで合計44,900円(出願料12,000円+登録料32,900円)が国に支払う費用の目安です。書面(紙)で提出した場合は、これに加えて電子化手数料(2,400円+書面のページ数×800円)が後日かかります。

※ 金額はいずれも特許庁「産業財産権関係料金一覧」(記事末尾の出典)に基づきます。料金は法令改正で変わることがあるため、出願前に必ず特許庁の最新の料金一覧をご確認ください。

2. STEP 1: 商標と「商品・役務」を決める

商標権は「マーク(名前・ロゴ)」単体ではなく、「マーク × そのマークを使う商品・サービス(指定商品・指定役務)」のセットで登録されます。まず、どの名前(またはロゴ)を、どの商品・サービスに使うのかを書き出します。文字だけで出すか(標準文字)、ロゴで出すかもここで決めます。

3. STEP 2: 区分・指定商品を決める

商品・サービスは、政令で定める区分(ニース国際分類に基づく45の区分)に従って指定します(商標法6条)。区分の数が増えるほど出願料・登録料が増えます。区分の仕組みと選び方は別記事「商標の区分(ニース分類45類)の選び方」で詳しく解説しています。

4. STEP 3: J-PlatPatで先行商標を調べる

同一・類似の商品やサービスについて、他人の同一・類似の商標がすでに登録・出願されていると、登録できません(商標法4条1項11号)。出願前に、特許庁の無料データベースJ-PlatPat(特許情報プラットフォーム)の「商標検索」で、同じ読み・似た綴りの先行商標を確認しておきましょう。

5. STEP 4: 願書(商標登録願)を作る

特許庁の様式に従って「商標登録願」を作成します。主な記載事項は次のとおりです。

様式・書き方の公式案内は特許庁・INPIT(工業所有権情報・研修館)が公開しています(出典欄のリンク参照)。

6. STEP 5: 特許庁に提出する(書面 or 電子)

A. 書面(紙)で提出する

B. インターネット出願(電子化手数料が不要)

7. STEP 6: 出願後の流れと登録料の納付

  1. 方式審査 — 書類の形式チェック。不備があれば補正指令が来ます
  2. 実体審査 — 識別力(商標法3条)や先行商標との類似(同4条)などを審査官が審査します。審査には相応の期間がかかります(時期・案件により変動。最新の状況は特許庁サイトで公表されています)
  3. 拒絶理由通知への応答(来た場合) — 意見書・手続補正書で反論・補正できます。専門的な判断を要する局面で、弁理士への相談が特に有効な場面です
  4. 登録査定 → 登録料納付 — 査定の謄本送達日から30日以内に設定登録料(区分数×32,900円。5年ごとの分割納付も可)を納付
  5. 設定登録・商標権の発生 — 存続期間は設定登録の日から10年で、更新登録申請により更新できます(商標法19条)

8. 自分でやる場合の注意点

出す前に、お客様のブランド名で「想定される区分」と「登録に向けた確認ポイント」を無料でセルフチェックできます(AIによる機械的な目安です。登録可否の判断・保証ではありません)。

無料でブランド名をチェックする → 登録不要・その場で結果。最終判断は弁理士・特許庁が行います。

出典・一次情報

本記事の料金・条文は、以下の一次情報に基づいています(最終確認: 2026年6月11日)。
免責事項: 本記事は一般的な情報提供であり法的助言ではありません。個別の判断は弁理士にご相談ください。記事中の◯△✕等の表現を含め、当サイトの診断はAIによる機械的な目安であり、商標登録の可否を保証するものではありません。料金・制度は改正されることがあります。出願等の手続きはお客様ご自身の責任で行ってください。